文藝春秋

コンビニに希望と救いを与えられた女性の選ぶ人生は?「コンビニ人間」

文学賞の中でも知名度が高い芥川賞・直木賞に選ばれた小説は、一気に有名になり売り上げが伸びます。2016年に芥川賞を受賞した「コンビニ人間」も、受賞したことでベストセラーになりました。

コンビニ+人間のシンプルな言葉も、合体し、「コンビニ人間」になると不思議とインパクトが増し、どんな話なのか?と、つい興味がそそられます。
コンビニで働く30代の女性の日常がメインの作品は、読むと中々の問題作です。

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おかしいのに憎めないクズ変人揃いの小説「デブを捨てに」

現在公開されている映画「Diner ダイナー」を、ご覧になった方はいるでしょうか。この映画に出てくる登場人物は、どれも癖のあるまともでない変人ばかり。原作を書いた小説家・平野夢明さんは、普通の感性では思いつかない常識外の変わった人間を表現するのが得意な作家です。

今回ご紹介する本「デブを捨てに」は、平野夢明さん毒入り変人をたっぷり集めた短篇集です。表紙からしてインパクトのある「デブを捨てに」は、中身もかなりインパクト大な本になっています。

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【ネタバレあり】「墨攻」が描く中国戦国時代の異端児集団の守りを見よ

人間を様々なカテゴリで分類することは、よくあることです。
「攻めるタイプ」と「守るタイプ」に分けるのもその1つ。

さて、攻める方と守る方、いったいどちらが大変でしょうか。
筆者は、守る方が大変じゃないかと考えています。

守る側は、どこから攻めてこられるかを、いついかなるときも考えていなければなりません。
注意を常に全方向に張りめぐらす必要があるのです。

しかし、「守るタイプ」に属する人種もまた、たしかに存在します。

攻めることは決してせず、守れと言われれば守る。
あえて積極的に守りの側に回る選択。

今回紹介する「墨攻」は、墨子の教えを支持する者の戦いを描いたもの。
墨子の教えの1つに「墨守」と呼ばれるものがありますが、本書は「墨攻」。
あえて守るという、積極的な守備の姿勢が、タイトルに込められているのです。

「墨守」ではなく「墨攻」を、本記事で解説していきます。

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コントだけじゃない、お笑い芸人が書いた傑作小説

本屋さんなどで「この人、小説書いていたんだ!」と驚いたことはありませんか?

著名人の本と言えば自伝やエッセイの印象がありますが、意外にも小説を書いている著名人は多く、そして素晴らしい作品を生み出しています。

この記事では、そんな意外な著名人の中から、お笑い芸人の

  • 又吉直樹さん(ピース)
  • 劇団ひとりさん
  • 鳥居みゆきさん

以上の3人をピックアップし作者ごとに分け、主にそれぞれの代表的な小説をご紹介するとともに、同じ方が書かれている他の作品も軽くご紹介していきます。

著名人が書いた小説は物語を楽しめるだけでなく、テレビを見ているだけではわからないちょっと違った一面を知ることもできるという魅力もあります。

是非、最後までご覧ください。

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