政治に関していえば、2010年代後半はセンセーショナルな出来事の連続だったと言えます。
「モリカケ」問題や毎日勤労統計のデータ偽造など、国会には激震が走り続けました。

どうしてこんな問題が起こってしまうのでしょうか。
事の真相に近づくため、省庁に文書開示請求をしても、答えはきまって「不存在」。
開示がなされても、そのほとんどは紙一面黒く塗りつぶされた状態のものばかり。

一方、問題事案の過程を示す、職員の備忘メモの存在が明らかとなることもありました。
しかし、内閣側はそれを「怪文書」と言い放ち、一蹴する始末。

現政権の極めてごう慢な態度に、不快感を覚えた人は多いことでしょう。

「だいたい、霞が関の官僚ってどんなところで仕事しているんだろう?」
そう思った人にとって、「官僚制と公文書-改竄、捏造、忖度の背景」はおすすめです。

官僚が過程を軽んじる理由や、官僚が内閣に迎合する仕組みなど。
詳細な内実の解説は、元役人の筆者も思わずうなるほどでした。
そして、現行制度の「穴」を指摘し、今後の政治にサジェスチョンを与えんとする本書。

今回は、官僚制度との関係という観点で政治を説く一冊を紹介していきます。

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