ビームコミックス

魔法で大人になれる魔女っ子の成長ファンタジー「乱と灰色の世界」

魔女っ子アニメは魔法で大人になる展開がありますが、今回ご紹介したいマンガ「乱と灰色の世界」もそのような流れが含まれています。

複雑な事情を抱えている魔法使い家系の少女が、魔法で大人の姿になり初恋やクラスメイトとの交流などを経験し成長していくファンタジー。彼女が恋するのは大人になった姿の時に知り合った年上のちょっと問題ありな青年で、年齢差のあるラブストーリーの一面もある漫画です。

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ファンタジー好きな人におすすめ!入江亜季著「群青学舎」

美しい絵で綴られる不思議な世界観の漫画が好きな人に、今回は「群青学舎」というコミックをご紹介いたします。読み切り形式の短篇集で物語の舞台は西洋風や和風と話によって違い、時代も現代風や中世ヨーロッパ風と様々です。
ストーリーの作りがしっかりしていて異世界風の世界観の物語でも現実感があり、作り物っぽさのないファンタジー漫画になっています。

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心の病みと日常生活の笑いが混ざった不思議エッセイ漫画「幽玄漫玉日記」

現代日本で急増している心の病「うつ病」。うつ病にかかり苦しんでいる人は多く、漫画家の桜玉吉さんもその一人です。ギャグ漫画家で人を笑わす職業に就きつつ、うつ病を抱える桜玉吉さんが発症後に発表した漫画は明るさと暗さが混在した不思議さがあります。

今回ご紹介する「幽玄漫玉日記」はうつ病治療の後に連載したエッセイ漫画で、コメディ調で描かれながら所々にうつ病の陰が潜んでいる作品。笑わせるストーリーの中に混じる作者の心の苦しみが、エッセイ漫画に重みを与え印象深いです。

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妄想・現実ごちゃ交ぜ幻想的エッセイ漫画「御緩漫玉日記」

映画などで虚構と現実の光景をおり混ぜる演出方法がありますが、漫画でもそういった表現方法がされている作品があります。今回ご紹介する桜玉吉さんの「御緩漫玉日記」も作者の妄想と現実が交錯する内容で、幻想的な感覚のする変わったエッセイ漫画です。

作者が本当に体験したこと、作者が心の中で夢想したこと。妄想と現実はどこか曖昧に線引きされ、ゆるりとした桜玉吉さんの日常風景が語られます。

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独特のテンションが楽しい桜玉吉のエッセイ漫画「防衛漫玉日記」

漫画家本人の体験を描いたエッセイ漫画は最近はジャンルとして確立されていますが、エッセイ漫画が出始めた頃に発表された作品は割と作者の思うままの内容で描かれていました。

マニアックな層から好かれているマイナー漫画家桜玉吉さんが発表した1995年に描いたエッセイ漫画「防衛漫玉日記」も、桜玉吉さんの濃い実体験が惜しみなく出されている作品です。今回はこの「防衛漫玉日記」をご紹介します。

実在の個性の強い人間がよりデフォルメされていて、他のエッセイ漫画より癖があり笑えます。

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エログロ漫画「芋虫」で最後に見える赦しと愛

耽美的・猟奇的な作風の探偵小説で知られる「江戸川乱歩」。カルト漫画家としてコアなファンを獲得している「丸尾末広」。江戸川乱歩の小説世界を、丸尾末広が独自の風味を加えて世に送り出した作品があります。
それが今回ご紹介したい漫画、「芋虫」です。作品の設定はおぞましい部分があるので、人によって拒絶反応が出ることも。丸尾末広が描いている漫画だけあり、ジャンルとしてはエログロ漫画に属するかもしれません。少しグロ要素があるのは確かですが、この漫画は赦しと愛についても終わりに示されます。

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サブカル漫画を読みたい初心者には丸尾末広著の「瓶詰の地獄」がおすすめ!

普通と違った感性の作家が描くサブカル漫画を読んでみたい人に、まずサブカル漫画の入門書としておすすめしたいコミックがあります。カルト・サブカル漫画家として有名な丸尾末広の「瓶詰の地獄」は、マニアック漫画初心者にも読みやすい作品です。

「瓶詰の地獄」はエンターブレインから発行されている短編集で、表題作は変わった幻想小説家として名高い夢野久作の著作を原作にしています。

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丸尾末広が描く哀れな双子の辿る残酷な生の物語「トミノの地獄」

端麗な絵柄で猟奇的な性表現や暴力シーンを描くことが多い丸尾末広は、あまり長く話はなく短編の作品が中心です。
今回ご紹介させていただく丸尾末広最新作「トミノの地獄」は、短編ばかりの著者には珍しい長編作品となります。見世物小屋・異形の姿を持つ人間など、丸尾末広漫画の集大成ともいえる名作です。

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