入院のお見舞いにおすすめしたい本3選


本は入院中にお見舞いに頂いたりや自分で用意するには良いものです。
退院してからでも読めます。入院中の方とおっしゃっても、今まで忙しくしてこられて長期入院なんて初めて、と戸惑ってる方もいらっしゃれば、慢性病を抱えてたり、病弱で、入院経験豊富な方もいらっしゃるでしょう。ここではまだお読みになられた事がなければ、どちらの方が読んでも損はない本を3冊紹介致します。

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いつまでも心に残る言葉が複数回出てきます。

ここに地終わり 海始まる(上・下) 宮本輝

私はこの本を主人公の年齢より少し上の時、初めて読みました。かなり共感出来ました。宮本輝の物語は繊細で優しくそれでいて明日への希望があるものが多いです。そしてこれはこの本の一節です。
「佐渡さん夫婦に、生まれつき障害のある娘さんが生まれたとき、ある人にこう言われたそうだ。『この子を愛し、いつくしんで、大切に育てることだ。そうすれば、いつの日か、どうして、こんな子が生まれたのかということがわかる日がきっと来る。ああ、この子は、こんなすばらしい宝物を、自分たち夫婦に与えてくれるために生まれてきたんだということがわかる日がきっと来る。…中略…こんなにもありがたい宝物を与えてくれるために生まれてきてくれたのかと、茫然とする日が、きっと来る。でも、それが、どんな宝物なのかは、いまは誰にも分らないー』佐渡さんは、そう言われたそうだ。」
これは本当に信じてよい言葉だと思います。

忙しい。それ故に疲れ気味の現代人に。

モモ ミヒャエル・エンデ

ずっとお元気でおられた方は忙しくしてる事を充実してると思い込んでる気が致します。ですが、忙しいという漢字をよく拝見しますとこの漢字を作られた方の凄さを感じます。とても大切なことを沢山見落としてるかもしれないのです。日本人は仕事以外の事をするのが苦手で長期休暇をうまく使えないと言われますが、この本の作者はもちろん日本人ではありません。どこの国の方でも陥りがちな事です。入院中は普段よりもゆっくりと考える時間が確保出来るのではと思います。文明が発達して便利になって、人類の歴史の中でも現在は特に忙しい時代です。そして変化のスピードは年々はやくなってます。そこに生きる現代人は、どこまでついていくべきなのでしょうか。またついていく事がよい事なのでしょうか。今までの人生を振り返り、これからどういう人生にしていくのか、問い直すのに一助となる本だと思います。

今後の人生を健康的に過ごす為に

看護覚え書 フロレンス・ナイチンゲール

古典のような本かもしれません。医学的な事は現在とは随分違います。ですが、この本を拝読しますと、人は人である前に生物であり、自然界の他の動植物と共通する部分が多い事に改めて気付かされます。これはこの本の一節です。
「それは、その病気につきもので避けられないと一般に考えられている症状や苦痛などが、実はその病気の症状などでは決してなくて、まったく別のことからくる症状ーすなわち、新鮮な空気とか陽光、暖かさ、静かさ、清潔さ、食事の規則正しさと食事の世話などのうちのどれか、または全部が欠けてることから生じる症状であることが非常に多いということなのである。」
病気が治っていくような生活は元気な方にも健康的な生活です。そして、病気を抱えてる方はまわりの元気な方の理解が得られない事に苦労するかもしれません。私は、元気な方からのアドバイスは98%役に立ちませんでした。どうして役に立たないのだろうと考えてましたら、この本に元気な方の助言は病気を経験した人への未経験者からのアドバイスだからうまくいかないのだとありました。それを読んでから随分楽になり、言われた事をうまく流せるようになりました。

おわりに

入院は辛い経験かもしれません。ですが、人は皆、年を取るにつれて老化とか病気は避けられませんし、大切な人を看取る事もあるでしょう。今後の人生がより良いものになるようお祈りいたします。


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