霊感強い漫画家さんの怖くカワイイ?オカルトエッセイ漫画「視えるんです。」


霊能力がある人がする怖いお話は迫力があり、創作されたお話より数倍怖さがあります。

生の怖いお話を知りたい方におすすめしたいのが、伊藤三巳華さんのエッセイ漫画「視えるんです。」。作者の伊藤三巳華さんは強い霊感があり、幼い頃からたくさん不思議な体験をされています。

普通の人には見えない非日常な光景を視れる作者が体験したことを語るエッセイで、ゆるくカワイイ絵により怖くてもほのぼの読める。怖がりな人でも気軽に読める絵柄なので、おすすめです。

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視えるんです。の紹介

「視えるんです。」は初期シリーズはKADOKAWAから出版され、現在は朝日新聞社から新装版になり刊行されています。

作者の伊藤三巳華さんは別名義で少女漫画などを描いていましたが、豊富な霊体験がある人なのでこの名義で「視えるんです。」や自分が体験した怖いお話などを描くようになりました。

コミックエッセイとして人気があるシリーズで、「視えるんです。」は累計30万部を突破しています。

伊藤三巳華さん「視える」人

伊藤三巳華さんは霊感が強く子どもの頃から、幽霊が見える生活を送っていたそうです。育った団地はかつて墓地だったという噂のある場所で、作者の住む家にもお化けがいて夜の二時に起こす困った幽霊の話も漫画で紹介されています。

道を歩いていると色気むんむんの女性が夕日に透けて消えていく様子や、車が行き交う車道をゆっくり歩いて渡るお婆さんの姿が見えるなど、伊藤三巳華さんの毎日には幽霊の存在が身近にある。

霊が視える力があっても祓うことはできないそうで、心霊体験の中で危険な目にもあっています。霊感があると怖い目にあう率も高くなってしまうのかもしれません。

シリーズには遠野物語バージョンもあり

岩手県遠野地方に伝わる不思議な話を集めた「遠野物語」をご存じでしょうか?
妖怪などにまつわる怪奇譚も多く、怖い話好きが興味をそそられる内容になっています。

「視えるんです。」シリーズにも、遠野物語バージョンがあります。伊藤三巳華さんが実際に遠野に行ってみる構成になっており、怖いと感じるより考えさせられるお話です。

遠野で起きた神様との触れ合い、野原で経験した出来事など、持ち味であるゆるくカワイイ絵で、非日常体験も抵抗感なく受け入れることができる。ほのぼのとした空気の中に、人を想う気持ちや何かを尊ぶ気持ちの大切さが込められています。

伊藤三巳華さんは怖さ以外にも霊の物悲しさや人の心の温かさなど伝えるのが上手い人で、遠野物語バージョンでもその才能が大いに活用されています。

出てくる視えるお友だちや人外さんたち

類は友を呼ぶというように、霊感持ちの伊藤三巳華さんのお友だちには霊感がある人が登場します。スピリチュアル系のお仕事をして不思議な力ありの女性や、夜中に妖精見物に誘う色々視える曲者の男性など。その他にもちょこちょこ伊藤三巳華さんと同種のお友だちが出てくる。

霊感持ちのお友だちは、感覚で引かれあうものがあるのでしょうか?お酒が好きな伊藤三巳華さんは、霊感ありのお友だちの一部とは飲み屋さんで知り合ったみたいです。

伊藤三巳華さんは幽霊以外にも神様や妖怪なども視え、神社やパワースポット系の所で目撃している。空気が澱んでいて気味悪さを感じた場所で、妖怪と思われる禍々しい姿の異形が。訪れた神社に自分が受け入れていないようで雰囲気の怖さに助けを求めていたら、社内の手水で白蛇の神様が現れ急死に一生を。霊感がある人は幽霊以外の存在にも縁があるのでしょう。

余談ですが、基本の絵はゆるカワ系ですが、幽霊や神様の絵はリアルタッチです。一部分が一変して迫力ある絵になるので、妙に人外さんたちの姿が印象に残ります。

おわりに

怖い人の日常を覗ける「視えるんです。」で、生の怖いお話に触れてみてはいかがでしょうか。カワイイ絵中心のエッセイなので、怖がりさんでも夜中にじっくり楽しめます。


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