加藤久仁生監督作品「つみきのいえ」が面白い!


「つみきのいえ」は加藤久仁生監督により2008年に発表された短編アニメ映画です。
日本映画として初であるアカデミー短編アニメ賞を受賞し、一躍話題となった本作を紹介していきたいと思います。

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つみきのいえのあらすじ


水に沈んだ町に住んでいる一人のおじいさん。

おじいさんのする事といえば、一つは魚を釣る事。
そしてもう一つは次第に増してくる水かさに対抗するために、まるで積み木のように新しい家を古い家の上に積みあげていく事です。
ある時、いつものように家を作っていたおじいさんですが、誤って愛用のパイプを水の中に落としてしまいます。
おじいさんは代わりのパイプを探しますが、どれもしっくりこず結局水に潜って探しに行く事にします。

無事にパイプを見つけるものの、ふと昔の記憶がフラッシュバックしさらに下に向かうおじいさん。
家族の事やかつての暮らし、長らく忘れていた過去の記憶を拾い集めるようにおじいさんはどんどん、つみきのいえの下層に向かっていきます。

つみきのいえの感想

つみきのいえを視聴中から考えていたのですが、おじいさんには他の選択肢があったはずです。
例えば船の上で暮らすという選択もあったのではないでしょうか。

しかし、おじいさんはそうはせず「つみきのいえ」を建てるという方法を選んだのです。
「なぜ、おじいさんが船に乗らず、つみきのいえを建てることを選んだのか?」と考えた時、一つの結論に達しました。

おじいさんにとって、つみきのいえは人生や思い出そのものであり無くしてはならない物なのでしょう。
水によって浸食され通りすぎた過去になろうとも、ずっと残しておきたいものの象徴が「つみきのいえ」なのです。

おわりに

いかがだったでしょうか?

あなたにとっての「つみきのいえ」とは?
あなたにとっての「水」とは?
今、あなたの足元は水浸しになっていませんか?

動く絵本のような優しい絵柄である本作ですが、しかし絵柄とは裏腹に鋭く私たちの心に刺さってくる素晴らしい作品です。
ぜひ、一度「つみきのいえ」を見てみて下さい。

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