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廃墟写真集「廃墟サンクチュアリ」に見る自然に戻っていく廃墟の姿

廃墟を見ると自分の心の中にある思い出の世界が、強く刺激されることはありませんか?

栄えていた時の姿を失いながら壊れていく廃墟は、時が過ぎる残酷さと儚さをどこか合わせ持っています。

輝くような美しい時間があったとしても、もうその頃には戻れない。
廃墟を見ると、そう感じられるものがあります。

今回ご紹介したい「廃墟サンクチュアリ」は廃墟にほんの少しの切なさと、昔への憧憬を抱かせるような趣のある写真集です。

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不思議ホラーや伝奇が好きな人におすすめ!和風ホラー漫画「百鬼夜行抄」

夏がだんだん近づいてくると、何だか怖いお話が読みたくなりませんか?怖いお話でひんやりしたい時に、和風テイストのホラー漫画「百鬼夜行抄」はおすすめです。ただの怖い漫画とは違い、民俗学の知識やミステリーの要素が盛り込まれていて完成度が高い漫画となります。遠野物語といった民話が不思議な話が好きな人、京極夏彦先生が書く伝奇ミステリーが好きな人にもぴったりの漫画です。

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丸尾末広が描く哀れな双子の辿る残酷な生の物語「トミノの地獄」

端麗な絵柄で猟奇的な性表現や暴力シーンを描くことが多い丸尾末広は、あまり長く話はなく短編の作品が中心です。
今回ご紹介させていただく丸尾末広最新作「トミノの地獄」は、短編ばかりの著者には珍しい長編作品となります。見世物小屋・異形の姿を持つ人間など、丸尾末広漫画の集大成ともいえる名作です。

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ホリエモン×西野亮廣「バカとつき合うな」の気になる内容は?

有名実業家にして「ホリエモン」の愛称で親しまれている堀江貴文さんと、絵本作家としても活動しているキングコング・西野亮廣さんによる共著、「バカとつき合うな」

今や日本で最も注目を集めていると言っても過言ではない2人による共著という事で、発売前から人気が出ると、発売わずか1か月で19万部を突破する大ヒットを見せました。

実はこの本はタイトルの強烈さとは異なり、何かで成功したい人に必ず響く本になっています。

そこで今回は「バカとつき合うな」について紹介していきます。

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かわいい絵柄で描かれるほのぼの切ないダークファンタジー「チキタ★GuGu」

子ども向け絵本の中には、たまにかわいい絵なのに話は重いものがあります。そういった本は絵がかわいい分、読んでいて切ない気持ちにさせられます。
今回ご紹介するコミック「チキタ★GuGu」もとてもかわいらしい絵で、生について死について語られている深い漫画です。「人食い」をテーマに、一風変わった想いの繋がりが描かれています。

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トマ・ジョリオンが描く廃墟の内側が美しい廃墟写真集「世界の美しい廃墟」

ドライブの最中、ふと視界に飛び込んできた廃屋や廃墟に対し、何とも言えない不安とともに奇妙な懐かしさを感じたことはありませんか?

廃墟は、他と同じように時間が流れているはずなのに、時間の外に出てしまったような独特の空間です。
役目を終え滅びていく姿に思い浮かべる、在りし日の輝きや希望、そして挫折からはどこか人の一生と似たものさえ感じてしまいます。

慌ただしい社会での役割を果たし解放された廃墟が、当時の面影を残しつつもゆっくりと自然に呑まれていく様は仄暗くも美しく、その「美」に魅了される者は尽きません。

この記事では、そんな仄暗くも美しい廃墟を世界中から集めた耽美な写真集「世界の美しい廃墟」をご紹介致します。

是非、最後までご覧ください。

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コントだけじゃない、お笑い芸人が書いた傑作小説

本屋さんなどで「この人、小説書いていたんだ!」と驚いたことはありませんか?

著名人の本と言えば自伝やエッセイの印象がありますが、意外にも小説を書いている著名人は多く、そして素晴らしい作品を生み出しています。

この記事では、そんな意外な著名人の中から、お笑い芸人の

  • 又吉直樹さん(ピース)
  • 劇団ひとりさん
  • 鳥居みゆきさん

以上の3人をピックアップし作者ごとに分け、主にそれぞれの代表的な小説をご紹介するとともに、同じ方が書かれている他の作品も軽くご紹介していきます。

著名人が書いた小説は物語を楽しめるだけでなく、テレビを見ているだけではわからないちょっと違った一面を知ることもできるという魅力もあります。

是非、最後までご覧ください。

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廃退する廃墟の儚い美しさを映す廃墟写真集「美しい日本の廃墟 いま見たい日本の廃墟たち」

日本全国には廃墟がたくさんありますが、その中には美しさを感じさせる廃墟も存在します。廃れたことによる美を宿した日本の廃墟を写真に収めた一冊、「美しい日本の廃墟 いま見たい日本の廃墟たち」。

廃墟を見て胸に哀愁と共にときめきを感じる人に、とてもおすすめの写真集です。
この写真集に収録された廃墟の美しさを目にすることで、淡い廃墟への想いは深まり切なくなっていくでしょう。

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上橋菜穂子が描く狐の少年と異能の少女の想いが切ない「狐笛のかなた」

日本の昔話には、「鶴の恩返し」のように人外の者と人間が結婚する異類婚姻譚が結構あります。

『精霊の守り人』シリーズや『獣の奏者』シリーズで有名な上橋菜穂子氏著作の、『狐笛のかなた』もある意味では異類婚姻譚の要素が含まれている作品です。

妖怪と人間が恋に落ちる話などが好きという人は、『狐笛のかなた』をぜひ読んでみましょう。

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面白くって教養になる、食いしん坊な民族学者のエッセイ「食卓の文化誌」

食べることは大好きですか?美味しいご飯を食べることが、生きる楽しみという食いしん坊さんもたくさんいるでしょう。

有名な文化人類学者である石毛直道さんも、食べることが生きがいである食いしん坊さんの一人です。
石毛直道さんの食いっぷりはスケールが大きく、日本を飛び越え世界中で色々な料理を食べまくっています。

そんな食いしん坊学者である石毛直道さんが書いたエッセイ「食卓の文化誌」を今回紹介しましょう。

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