小説

ホラー作家の原点は実話怪談にあり!「平野夢明恐怖全集 怪奇心霊編」を読んで夏を乗り切る

作品が映画化までされている人気ホラー作家・平野夢明さんは、ホラー小説家として活躍する前は実話怪談の編集をされていました。今回は平野夢明さん編集の実話怪談を収めた「平野夢明恐怖全集 怪奇心霊編」を紹介したいと思います。

平野夢明さんの特徴ともいえる精神的にエグい描写は、実話怪談の語りの中でもすでに片鱗が出ています。鬼才のホラー作家が編集の怖い話は、やけにリアルでゾクゾクします。

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クレイジーな世界が好きな人におすすめな平野夢明「メルキオールの惨劇」

世界観がクレイジーなホラー作家として有名な平野夢明さん。彼の初期作品であり傑作ホラーの一つである「メルキオールの惨劇」を、今回はご紹介したいと思います。

不気味で不条理な設定でぐいぐい読者を引き込む手法は、本作品にも色濃く反映されています。母による子殺し事件の影に隠れた暗黒世界。最初はドン引きする場面もありますが、はまったら読み進める内に「メルキオールの惨劇」の虜です。

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おかしいのに憎めないクズ変人揃いの小説「デブを捨てに」

現在公開されている映画「Diner ダイナー」を、ご覧になった方はいるでしょうか。この映画に出てくる登場人物は、どれも癖のあるまともでない変人ばかり。原作を書いた小説家・平野夢明さんは、普通の感性では思いつかない常識外の変わった人間を表現するのが得意な作家です。

今回ご紹介する本「デブを捨てに」は、平野夢明さん毒入り変人をたっぷり集めた短篇集です。表紙からしてインパクトのある「デブを捨てに」は、中身もかなりインパクト大な本になっています。

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このミステリーがすごい!でなぜか1位?のホラー短編集「独白するユニバーサル横メルカトル」

ホラー漫画家にはスプラッタ―な描写で有名な「富江」シリーズの伊藤潤二さんのように、読んだ人に強烈なトラウマを植え付ける作家がいます。

同じように、ホラー小説家にも読者のトラウマを増産している作家がいます。
今回ご紹介するホラー小説短編集「独白するユニバーサル横メルカトル」は、ホラー小説界のトラウマ製造機とも言える平野夢明さんという方の作品です。

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教科書にも載っている名著!「形」をあらためて読む理由とは

子どもの頃に教科書で読んだ作品。
退屈な授業の中で妙にひきつけられた一作は、大人になっても忘れられないもの。
そういった経験のある人は、決して少なくないでしょう。

子どもの頃に読んだ思い出を噛みしめてみたいという気持ち。
そして、今あらためて読んだとき、いったい何を感じることができるのか。

読むタイミングによって、得られるものが変わっていくのもまた、読書の魅力。
同時に、文書に触れることの大切さを考えさせられます。

教科書に掲載される作品というのは、読書初心者の導入としては最適なものです。
さらに、読書家の人にとっても楽しめる内容なのも教科書掲載図書の素晴らしいところ。

本記事は、筆者が20年以上忘れられないでいる作品を紹介します。

読書には、いつだって新鮮な発見があります。
どっぷりつかって、自分の世界が広く深くなっていく様を、存分に味わってみてください。
好奇心で選んではいますが、同時に十分におすすめしたい作品です。

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毎日が命がけのウェイトレス!職場は殺し屋が集う定食屋?「DINER ダイナー」

今年の夏に公開されヒットしている映画「DINER ダイナー」には、原作となっている小説があります。タイトルもそのまま映画「DINER ダイナー」。作者はスプラッタな描写で定評のあるホラー小説家、「平野夢明」さんです。

平野夢明さんのホラー小説は、設定が風変わりかつ複雑怪奇な点が魅力。ミステリー小説も執筆していて、こちらの分野でも設定の独特さなどで高い評価を受けています。

今回ご紹介する映画「DINER ダイナー」の原作、小説版「DINER ダイナー」はミステリーに社会の暗黒面がふんだんに詰め込まれた作品です。

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怖い話を披露するネタが得られる百物語怪談「新耳袋」

夏の季節になると、お友だちと怖いお話をしたりしませんか?背筋がゾクゾクする怖いお話は、暑い季節の時にはぴったりです。他の人が知らない怖いお話を語りたい時に、良い話のネタが得られるおすすめの本があります。

それが今回ご紹介する「新耳袋」という本です。色々な不思議で怖いお話がのっている実話怪談集で、聞いた人を怖がらせることができる良いネタが手に入ります。

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【ネタバレあり】「墨攻」が描く中国戦国時代の異端児集団の守りを見よ

人間を様々なカテゴリで分類することは、よくあることです。
「攻めるタイプ」と「守るタイプ」に分けるのもその1つ。

さて、攻める方と守る方、いったいどちらが大変でしょうか。
筆者は、守る方が大変じゃないかと考えています。

守る側は、どこから攻めてこられるかを、いついかなるときも考えていなければなりません。
注意を常に全方向に張りめぐらす必要があるのです。

しかし、「守るタイプ」に属する人種もまた、たしかに存在します。

攻めることは決してせず、守れと言われれば守る。
あえて積極的に守りの側に回る選択。

今回紹介する「墨攻」は、墨子の教えを支持する者の戦いを描いたもの。
墨子の教えの1つに「墨守」と呼ばれるものがありますが、本書は「墨攻」。
あえて守るという、積極的な守備の姿勢が、タイトルに込められているのです。

「墨守」ではなく「墨攻」を、本記事で解説していきます。

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入院のお見舞いにおすすめしたい本3選

本は入院中にお見舞いに頂いたりや自分で用意するには良いものです。
退院してからでも読めます。入院中の方とおっしゃっても、今まで忙しくしてこられて長期入院なんて初めて、と戸惑ってる方もいらっしゃれば、慢性病を抱えてたり、病弱で、入院経験豊富な方もいらっしゃるでしょう。ここではまだお読みになられた事がなければ、どちらの方が読んでも損はない本を3冊紹介致します。

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