大学進学を志した人なら間違いなく通っているであろう、文理選択。
このタイミングで、進む道は枝分かれになっています。
多くの人は、自分の得意科目や苦手科目から文理の選択を判断したことでしょう。
そこからさらに、具体的にどんな分野を大学で学びたいか見つけ、志望先を決めるのです。
一方、文系や理系ではカテゴライズできない分野を学びたいと思う人もいるもの。
便宜的な区分けに収まらない人は必ず一定数います。
そもそも、なぜ学問に文系や理系などという分類があるのか。
分けることにメリットがあるのか、聞かれればたしかによくわかりません。
本書は、文系と理系を区別するようになった経緯を解説した一般教養書です。
併せて、学問の区別法には多種多様の視点が存在することも伝えています。
普段なかなか気づけない、文系・理系の謎に迫るという実に斬新な観点。
非常に知的好奇心をくすぐられる本書を、紹介していきます。