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ホラー作家の原点は実話怪談にあり!「平野夢明恐怖全集 怪奇心霊編」を読んで夏を乗り切る

作品が映画化までされている人気ホラー作家・平野夢明さんは、ホラー小説家として活躍する前は実話怪談の編集をされていました。今回は平野夢明さん編集の実話怪談を収めた「平野夢明恐怖全集 怪奇心霊編」を紹介したいと思います。

平野夢明さんの特徴ともいえる精神的にエグい描写は、実話怪談の語りの中でもすでに片鱗が出ています。鬼才のホラー作家が編集の怖い話は、やけにリアルでゾクゾクします。

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クレイジーな世界が好きな人におすすめな平野夢明「メルキオールの惨劇」

世界観がクレイジーなホラー作家として有名な平野夢明さん。彼の初期作品であり傑作ホラーの一つである「メルキオールの惨劇」を、今回はご紹介したいと思います。

不気味で不条理な設定でぐいぐい読者を引き込む手法は、本作品にも色濃く反映されています。母による子殺し事件の影に隠れた暗黒世界。最初はドン引きする場面もありますが、はまったら読み進める内に「メルキオールの惨劇」の虜です。

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おかしいのに憎めないクズ変人揃いの小説「デブを捨てに」

現在公開されている映画「Diner ダイナー」を、ご覧になった方はいるでしょうか。この映画に出てくる登場人物は、どれも癖のあるまともでない変人ばかり。原作を書いた小説家・平野夢明さんは、普通の感性では思いつかない常識外の変わった人間を表現するのが得意な作家です。

今回ご紹介する本「デブを捨てに」は、平野夢明さん毒入り変人をたっぷり集めた短篇集です。表紙からしてインパクトのある「デブを捨てに」は、中身もかなりインパクト大な本になっています。

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このミステリーがすごい!でなぜか1位?のホラー短編集「独白するユニバーサル横メルカトル」

ホラー漫画家にはスプラッタ―な描写で有名な「富江」シリーズの伊藤潤二さんのように、読んだ人に強烈なトラウマを植え付ける作家がいます。

同じように、ホラー小説家にも読者のトラウマを増産している作家がいます。
今回ご紹介するホラー小説短編集「独白するユニバーサル横メルカトル」は、ホラー小説界のトラウマ製造機とも言える平野夢明さんという方の作品です。

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これからは文系も理系もない?「文系と理系はなぜ分かれたのか」が見据える、学問の未来

大学進学を志した人なら間違いなく通っているであろう、文理選択。
このタイミングで、進む道は枝分かれになっています。

多くの人は、自分の得意科目や苦手科目から文理の選択を判断したことでしょう。
そこからさらに、具体的にどんな分野を大学で学びたいか見つけ、志望先を決めるのです。

一方、文系や理系ではカテゴライズできない分野を学びたいと思う人もいるもの。
便宜的な区分けに収まらない人は必ず一定数います。

そもそも、なぜ学問に文系や理系などという分類があるのか。
分けることにメリットがあるのか、聞かれればたしかによくわかりません。

本書は、文系と理系を区別するようになった経緯を解説した一般教養書です。
併せて、学問の区別法には多種多様の視点が存在することも伝えています。

普段なかなか気づけない、文系・理系の謎に迫るという実に斬新な観点。
非常に知的好奇心をくすぐられる本書を、紹介していきます。

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教科書にも載っている名著!「形」をあらためて読む理由とは

子どもの頃に教科書で読んだ作品。
退屈な授業の中で妙にひきつけられた一作は、大人になっても忘れられないもの。
そういった経験のある人は、決して少なくないでしょう。

子どもの頃に読んだ思い出を噛みしめてみたいという気持ち。
そして、今あらためて読んだとき、いったい何を感じることができるのか。

読むタイミングによって、得られるものが変わっていくのもまた、読書の魅力。
同時に、文書に触れることの大切さを考えさせられます。

教科書に掲載される作品というのは、読書初心者の導入としては最適なものです。
さらに、読書家の人にとっても楽しめる内容なのも教科書掲載図書の素晴らしいところ。

本記事は、筆者が20年以上忘れられないでいる作品を紹介します。

読書には、いつだって新鮮な発見があります。
どっぷりつかって、自分の世界が広く深くなっていく様を、存分に味わってみてください。
好奇心で選んではいますが、同時に十分におすすめしたい作品です。

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毎日が命がけのウェイトレス!職場は殺し屋が集う定食屋?「DINER ダイナー」

今年の夏に公開されヒットしている映画「DINER ダイナー」には、原作となっている小説があります。タイトルもそのまま映画「DINER ダイナー」。作者はスプラッタな描写で定評のあるホラー小説家、「平野夢明」さんです。

平野夢明さんのホラー小説は、設定が風変わりかつ複雑怪奇な点が魅力。ミステリー小説も執筆していて、こちらの分野でも設定の独特さなどで高い評価を受けています。

今回ご紹介する映画「DINER ダイナー」の原作、小説版「DINER ダイナー」はミステリーに社会の暗黒面がふんだんに詰め込まれた作品です。

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今こそ自動車運転を見直してみよう!「交通事故学」が示す人間の不完全性とリスク

日夜、交通事故のニュースがひっきりなしに飛び込んできます。
事故現場の映像は痛ましく、目を覆いたくなるほど。

とりわけ近年は、高齢者が引き起こす死亡事故が顕著に取り上げられます。

自動車事故防止技術の発展がめざましい現代。
それでも人は、老若男女問わず、今なお交通事故を各地で起こし続けています。

ご存知の通り、人間は完璧ではありません。
我々の行為には必ず、ヒューマンエラーのリスクが存在しています。

本書は、人間の抱えるリスクを再認識させてくれる貴重な一書。
交通事故原因を詳細に分析し、類型化して理解を促し、注意喚起するのです。

本記事は、交通事故の観点から普段の運転を考えさせる「交通事故学」を、ご紹介します。

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霊感強い漫画家さんの怖くカワイイ?オカルトエッセイ漫画「視えるんです。」

霊能力がある人がする怖いお話は迫力があり、創作されたお話より数倍怖さがあります。

生の怖いお話を知りたい方におすすめしたいのが、伊藤三巳華さんのエッセイ漫画「視えるんです。」。作者の伊藤三巳華さんは強い霊感があり、幼い頃からたくさん不思議な体験をされています。

普通の人には見えない非日常な光景を視れる作者が体験したことを語るエッセイで、ゆるくカワイイ絵により怖くてもほのぼの読める。怖がりな人でも気軽に読める絵柄なので、おすすめです。

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ベテランホラー漫画家の激コワ恐怖傑作選!「恐之本」

夏になるとコンビニのコミックスの棚に、ページ数が分厚いホラー漫画の本がよく置かれています。このコンビニ売りのホラー漫画本で精力的に読み切り作品を発表している「高港基資」さんは、ストーリーや絵の端正さが並みのホラー漫画家より格段に上手く高い評価を受けている人です。

今回ご紹介する「恐之本」は、高港基資さんが長年発表してきた読み切り作品をまとめた本。背中にゾワリと寒気を感じる怖い話を読みたい人に、実力派ホラー漫画家の傑作選は本当に怖いのでおすすめです。

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