笑えて泣けるオススメ!魚住かおる作ギャグホラー漫画「悪霊退散大作戦」を読もう!


ギャグホラー漫画の名手に、押切蓮介さんという方がいます。ハイスコアガールのヒット作があるので、その漫画をきっかけに押切蓮介さんのホラー漫画を読んだ人もいるのではないでしょうか?
この人の描くギャグホラー漫画の中には、笑えてちょっと切なくなる話もあります。

女性向けのホラー漫画にも同じように「悪霊退散大作戦」というギャグホラー漫画があり、バカバカしさたっぷりで知らず泣かされる部分が。隠れた名作なので、読んでみて欲しい一作です。今回は、この漫画をご紹介しましょう。

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著者はどんな人?

漫画を描いているのは、魚住かおるさんという漫画家さんです。女性向けマニアックホラー漫画誌「ネムキ」に投稿しデビューした方で、デビュー作の少女人形が出る漫画は最後に驚くオチがあるギャグホラーでした。ネムキで連載された「悪霊退散大作戦」も初心を忘れず、ホラー漫画でありギャグ漫画。現在でも「ネムキ」の後継誌に、「悪霊退散大作戦」の続きのシリーズ「伊集院月丸の残念な霊能稼業」を精力的に連載中です。ホラー漫画家でありながら、人を笑かすずば抜けたセンスがある漫画家さんです。

本の紹介

「悪霊退散大作戦」は最初に雑誌で読み切り掲載され、その後は好評につきシリーズ化された作品。幽霊の姿が見えるがお払いなどはできないヘタレイケメンの青年が、大学受験失敗をきっかけにインチキ霊能者の看板を掲げてみたという流れで話が展開します。魚住かおるさんの代表作であり、「悪霊退散大作戦」のタイトルでは全部で3冊刊行されています。
「悪霊退散大作戦」は主人公のインチキ霊能者に持ち込まれた霊に関する相談を、いきあたりばったりに何とか解決していく話。掲載されていた雑誌がリニューアルする流れで、この漫画もタイトルと設定が変更され新シリーズ「伊集院月丸の残念な霊能稼業」へ。新シリーズでは本物の霊能者の師匠に主人公が弟子入りし修行はじめますが、やはり主人公のヘタレは変わらず笑いと涙の質についてはレベルアップしています。

あらすじ

主人公はみちるという青年で顔はイケメンですが、頭の中身は気弱で適当でヘタレ。顔以外にある良い所は、お人好しな性格と霊が見える能力です。あまり勉強が好きではないためか、受験に失敗し浪人。浪人ニートになったみちるは、お金儲け目的で強めの霊感を活かし「霊能者」商売をはじめます。インチキ霊能者の仕事をするという主人公に、家族は困ったり怒ったりでもちろん賛成する人はほぼなし。腕白な小学生の甥・武衛だけは遊び半分でみちるの仕事を手伝い、幽霊も平気で殴れる武衛を相棒に霊相談の仕事をする。
みちるは霊能力があっても、除霊などはできません。なので、仕事では色々とトラブルが起きます。たまたま仲間になった少女姿の大悪霊・鬼姫や、武衛の力で何とかしてもらい問題を解決。全体的にコメディ要素が強い話ですが、除霊に関する専門知識も深く何より思わず泣ける展開もあり奥深いです。

本のみどころ

「悪霊退散大作戦」では霊を除霊するというより、解放し救うという感じです。登場する幽霊には悲しい何かを背負っている人もいて、その何かから解かれて成仏するくだりは泣かされます。みちるのヘタレ加減やその他のアクの強いキャラクターの行動に笑わされ、幽霊を救う部分で涙腺を刺激される。この世に生まれてこれなかった水子の霊を妹が欲しい武衛が育てようとして、みんなが水子に愛情を持ち始めたりと話に温かみがあるのも魅力です。

おわりに

ギャグ漫画でもあるホラー漫画「悪霊退散大作戦」は、笑いの中に癒しと優しさも含まれている名作です。ちょっと変わったホラー漫画が読んでみたい人におすすめします。「悪霊退散大作戦」が気に入ったら、続編の「伊集院月丸の残念な霊能稼業」もぜひ読んでみましょう。


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