危険がいっぱい?「世界の危険思想」が教えてくれる、危険へと陥る思考パターン

人の数だけ、価値観や思想が存在します。
それらは、理解できるものもあれば、相容れないものもあったりと様々です。

相容れないどころか、到底理解できないものもあります。
犯罪や非合法な行いに手を染める人間の思考回路です。
彼らの行動は、およそ理性的なものとは言えません。

しかし、彼らには彼らなりの考え方がきちんと存在しています。
ただ単に、彼らのことをよく知らないといって回避しがちなだけなのです。
知ることができさえすれば、彼らの思考様式を把握することは可能となるでしょう。

そして、犯罪者たちもれっきとした人間。
悪事を働いて生きている事以外は、普通の人と変わりありません。
裏を返せば、我々が悪の道に片足を突っ込むこともあり得ます。
ときに、「普通」と思っていた我々の価値観が、思わぬ危険を呼び込むのです。

周囲には、危険な思想がいくつも転がっています。
今回は、そんな危険思想を紹介する一冊をみていきましょう。

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「官僚制と公文書-改竄、捏造、忖度の背景」から見えてくる、現代にあるまじき非民主的構造の実情

政治に関していえば、2010年代後半はセンセーショナルな出来事の連続だったと言えます。
「モリカケ」問題や毎日勤労統計のデータ偽造など、国会には激震が走り続けました。

どうしてこんな問題が起こってしまうのでしょうか。
事の真相に近づくため、省庁に文書開示請求をしても、答えはきまって「不存在」。
開示がなされても、そのほとんどは紙一面黒く塗りつぶされた状態のものばかり。

一方、問題事案の過程を示す、職員の備忘メモの存在が明らかとなることもありました。
しかし、内閣側はそれを「怪文書」と言い放ち、一蹴する始末。

現政権の極めてごう慢な態度に、不快感を覚えた人は多いことでしょう。

「だいたい、霞が関の官僚ってどんなところで仕事しているんだろう?」
そう思った人にとって、「官僚制と公文書-改竄、捏造、忖度の背景」はおすすめです。

官僚が過程を軽んじる理由や、官僚が内閣に迎合する仕組みなど。
詳細な内実の解説は、元役人の筆者も思わずうなるほどでした。
そして、現行制度の「穴」を指摘し、今後の政治にサジェスチョンを与えんとする本書。

今回は、官僚制度との関係という観点で政治を説く一冊を紹介していきます。

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行き詰まった世界を変える!?「リバタリアニズム アメリカを揺るがす自由至上主義」が示す、これからの自由と社会

自由主義や社会主義などといった政治思想は、今まで数多く生み出されてきました。
そんな思想体系は、ちょっとした考えのズレが様々な学派を生み出します。
宗教における宗派のようなものです。

本記事で紹介する「リバタリアニズム」もまた、枝分かれした思想体系の1つ。
自由の国アメリカで先鋭化したこの考え方は、現在にわかに注目されつつあります。
とりわけ今を生きる若者には、大変興味を起こさせる考え方のようです。

今回は、そんなリバタリアニズムの現状を紹介する本を紹介します。
本記事を参考に興味を持たれた方は、ぜひ手に取ってみてください。

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人型の赤子と一緒に生まれる異形の片割れは…実力派女流SF作家の短篇集「魚舟・獣舟」

SF小説が好きでまだ読んだことがない面白作品を探している方に、今回は「魚舟・獣舟」という本をご紹介させていただきます。

こちらの作品は独特な世界観と、物語に秘められた神秘性が魅力のSF短篇集になります。作者はSF作家にしては珍しい女性作家です。

女性作家のSF小説の読書経験がない人は、ぜひ読んでみてください。

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拝み屋さんの怪奇体験は最高に怖い!「拝み屋郷内 花嫁の家」

創作系の怖い話は結局創作と分かっているので、体の芯からブルブル震える恐ろしさが足りないと感じませんか?
そんなアナタ。肝から冷える怖さが欲しいのなら、実話怪談を読むのが良いでしょう。

今回ご紹介する「拝み屋郷内 花嫁の家」は、拝み屋をしている著者の体験談。普通の人よりあの世との関わり方が深いためか語られる話が怖すぎます。

収録されている話は、表に出そうとすると邪魔が何度も入ったといういわくつき。。かなり怖い話なので、読む前は気合を入れてくださいね。

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起業は誰でもできる!「僕たちは、地味な起業で食っていく。」が指し示すこれからの「地味な起業」とビジネスの本質

「働く」ということに関しては、日々不安が絶えません。
不安ばかりがのしかかって、身動きができないでいます。

さて、「働く」を考えた場合、真っ先に思い浮かべることは何でしょうか。
今後の身の振り方、キャリアプランと考える人は決して少なくないでしょう。

今後はますます個人サバイバルの時代になっていくという説もあります。
そうなったとき、自分を助けてくれるのは何でしょうか。

ここで、「自分には何もない」と悲観した人にお薦めするのが今回の本書。
何もないことは決してなく、地味で見落としがちな能力が十分に道を拓くのです。

本記事では、地味な能力に対する発想の大転換を与えてくれる本をご紹介します。

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「好きなことしか本気になれない。」が教えてくれる大切な自身の価値観と感性に根ざす在り方とは

人生に完全な正解は存在しません。
残念ながら、これがこの世の真実です。

それでも我々は生きていかなければなりません。
正解がないと悲嘆する暇もないほどに、世界は回転を速めています。

ここで、発想の逆転。
わからないままに決めてきた選択を、自らの手で正解にしてしまいましょう。
そうすれば、誰にも文句は言えないはずです。

正解にするためには、一生懸命頑張らなければなりません。
ではどうしたら頑張れるのか、考えて見ると答えはカンタン。
自分が好きなこと、やりたいことなら頑張れるのではないでしょうか。

今回紹介するのは、そんな「好き嫌い」こそが大切と述べた人の著作です。
本記事では、自分の気持ちや価値観の強さを確信させてくれる、そんな一冊を解説します。

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「東京ひとり勝ち」を脱して生き残れ!「地方都市の持続可能性-「東京ひとり勝ち」を超えて」が考える都市の価値とは

人口減少社会の到来を目前に控える現代日本。
それでいながら、東京及びその近辺地域に限っては人口増加の一途をたどっています。

増える都市あれば、減る都市あり。
対の関係にあたる両者ですが、増える都市と減る都市の数のバランスはとれていません。

このいびつなバランス関係は、双方に問題を引き起こします。
今後都市は、いずれの側も共に潰れてしまうこととなるでしょう。

最悪の事態を避けるため、各都市はこぞって生存戦略に取り組みます。
このとき、都市に求められているもの、それこそが都市の価値なのです。

本記事は、我が国の都市の現状と今後に対する助言を与える本を、ご紹介します。

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コンビニに希望と救いを与えられた女性の選ぶ人生は?「コンビニ人間」

文学賞の中でも知名度が高い芥川賞・直木賞に選ばれた小説は、一気に有名になり売り上げが伸びます。2016年に芥川賞を受賞した「コンビニ人間」も、受賞したことでベストセラーになりました。

コンビニ+人間のシンプルな言葉も、合体し、「コンビニ人間」になると不思議とインパクトが増し、どんな話なのか?と、つい興味がそそられます。
コンビニで働く30代の女性の日常がメインの作品は、読むと中々の問題作です。

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